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八尾農場より! 肥料の施肥
皆さま、こんにちは。
八尾農場の吉田です!
本当に4月?とは思えないような、毎日暑い日が続きますね。
八尾農場も夏物の野菜や花物の出荷で慌ただしくなってきました。



生産部も暑さの影響で、潅水の間隔や量も多くなってきています。
この時、注意したいのが肥料についてです。
潅水の回数が増えると肥料分の流亡が起こりやすいため、植物の生育に影響がでます。
そこで使用するのが、液体肥料です。
液体肥料を使用するメリットは、植物の発育段階に応じて施肥量の調節がしやすいことにあります。
固形肥料とは違い、施肥濃度もある程度は正確に計算できるのも特徴ですね。
また、あらかじめ液体肥料の濃縮液を作成し、希釈混合装置による潅水で簡単に施用することができます。
希釈混合装置は肥料の濃度調整が簡単にできる神装置です。

施肥量は、植物の状態を観察しながら施用していきます。多すぎると生育障害も出てくるので、注意が必要です。
実は植物によって好む要素(植物の三大栄養素である窒素、リン、カリウム)はありますが、苗の初期生育からポット出荷するサイズまでのステージでは、三要素がバランスよく配合された肥料が良い生育をサポートします。人も植物も、バランスの良い栄養を摂取する事が健康の秘訣ですね。

液体肥料の注意点として、潅水による流亡が起こりやすいことです。ですので、植物の状態を注視し、肥料が足りないと感じれば、さらに施肥をおこなっていきます。
どうしても液体肥料で追いつかない場合は、緩効性肥料と合わせて使用します。
他にも生産部で話し合って高機能液肥による葉面散布も行い、お客様に届くまでに植物を良い状態へと保っていきます。
肥料も奥が深く、流亡しやすい栄養素や、土の成分、与える時間帯、天候、肥料の種類によっても植物への効き方が変わってくるので、まだまだ勉強していきたいとこです。
それでは、頑張っていきましょう!